9月8日の外国為替市場で、円の値打ちが急に上がりました。一時は1ドル=152円台後半をつけ、ことし2月中ごろ以来、約7カ月ぶりの円高になりました。その後は少しもどして、午後5時には1ドル=153円79〜80銭になりました。
円が買われた理由は、日本銀行(日銀)が金利を上げるペースを速めるのではないか、という見方が広がったからです。金利とは、お金を預けたり借りたりするときにつく利息の割合です。日本の金利が上がると、円で持っていたほうが得だと考える人がふえ、円を買う動きが強まります。
いっぽう、東京株式市場では株の値段が大きく下がりました。日経平均株価の終値は6万5269円33銭で、前の日より1130円51銭(1.70%)安くなりました。TOPIX(東証株価指数)も75.47ポイント下がって4050.33になりました。円高になると、外国に売った品物の代金を円に直したときの金額が減ります。そのため自動車や電子部品など、輸出が多い会社の株が売られました。
前の日のアメリカの市場は祝日でお休みだったため、手がかりが少なかったことも下がりやすさにつながりました。為替や株の値段は毎日行ったり来たりします。1日の動きだけで良しあしは決まりませんが、「なぜ動いたか」を知ると世の中のつながりが見えてきます。