会社を調べる会社「東京商工リサーチ」が9月8日に発表したところによると、2026年8月に倒産した会社は全国で830件でした。去年の8月より3.1%多く、3カ月続けて前の年を上回りました。返せなくなったお金(負債)の合計は1447億円で、26.5%ふえました。
目立ったのは「人手不足」がきっかけの倒産です。8月は32件あり、そのうち18件は人件費、つまり働く人にはらうお金が上がったことが理由でした。働く人を集めるには給料を上げる必要があります。けれども売る物の値段にうまく反映できないと、小さな会社ほど苦しくなります。
人が足りずに困っているのは、とくに建物をつくる建設業や、お店・介護などのサービス業です。日本は子どもの数が減り、働ける年ごろの人も減っています。そのため、仕事はあるのに人がいない、という会社がふえているのです。
会社の数だけを見ると暗い話に思えますが、働く人にとっては給料が上がりやすい時期でもあります。少ない人数でも仕事が回るように、機械やコンピューターを使う工夫も広がっています。どんな仕事に人が必要とされているのかを知ることは、しょうらいを考えるヒントになります。