厚生労働省は9月8日、7月に働く人がもらったお金の調べ(毎月勤労統計調査の速報)を発表しました。働く人1人あたりがもらったお金の平均は43万6401円で、去年の7月より4.7%多くなりました。3%以上ふえる月が6カ月続くのは、1992年3月以来、34年4カ月ぶりのことです。
ただし、金額がふえても、物の値段が同じだけ上がっていたら、買える量は変わりません。そこで大切なのが「実質賃金」です。7月の物価の上がりぶんは2.2%でした。給料の伸びのほうが大きかったので、実質賃金は2.4%のプラスになり、7カ月続けてふえました。
厚生労働省は、春に会社と働く人が話し合って給料を上げたことが効いている、と説明しています。パートで働く人の1時間あたりの給料も、去年より大きくふえました。
給料がふえると、買い物や外食にお金を使いやすくなります。お店や会社の売り上げがふえれば、また給料が上がる、という流れも生まれます。いっぽうで食べ物などの値段も上がっているので、家計が楽になったと感じにくい人もいます。お給料と物価、両方の数字を並べて見ることが大切です。