アルバイトやパートをふくめ、働く人の時給には「これより低くしてはいけない」という下限があります。これが最低賃金です。金額は毎年見直され、都道府県ごとに決まります。ことしはまず7月28日、国の審議会が「全国平均で1176円」というめやすを示しました。今より55円、割合にして4.9%の引き上げです。
そのめやすをもとに、各都道府県の審議会が金額を話し合い、「答申」というかたちで報告します。8月21日までに33都道府県の答申が明らかになり、いちばん高いのは東京都の1280円でした。国のめやすを上まわる金額を出した県もいくつもあります。
新しい金額が実際に使われはじめる日は、10月1日から11月までと、都道府県によってちがいます。時給が上がると働く人の手取りはふえますが、人をやとうお店や会社にとっては費用がふえます。どちらの立場の意見も聞きながら金額が決められています。
もののねだんが上がっている今、時給をどれだけ上げるかは大きな話題です。みなさんが大きくなってはじめて働くとき、この数字は大切な目印になります。住んでいる都道府県がいくらになるのか、調べてみるとおもしろいですよ。