9月5日午前5時10分、鹿児島県屋久島町に「土砂災害特別警報」が出されました。5段階のうちいちばん上のレベル5にあたり、「命を守る行動を」とよびかけられました。雨が弱まった午前11時47分に、レベル4の土砂災害警戒情報に切りかえられています。
屋久島では、5日午前9時までの24時間の雨の量が479.0ミリに達し、観測史上最大となりました。この地域の9月ひと月分の平均は287.2ミリなので、その約1.7倍がたった1日で降ったことになります。同じ日、国は屋久島町に「災害救助法」を適用すると決めました。
大雨の原因は、沖縄の近くをゆっくり動いていた台風24号と、日本の上にのびる秋雨前線です。台風が南の海のしめった空気を前線に送りこむと、雨雲が次々と発達します。台風が遠くにあっても大雨になることがあるのは、このためです。
気象庁は、秋雨前線が本州のほうへ北上し、太平洋側を中心に大雨が続くおそれがあるとして警戒をよびかけました。雨が降り始める前に、避難場所や家族との連絡方法をたしかめておくことが、いちばんの備えになります。