環境省のまとめとして9月5日、クマなどの「緊急銃猟」が8月末までに、東北や北陸などの14の道と県で合わせて81件行われたと伝えられました。最初に行われたのは2025年10月の仙台市で、そこから約1年がたちました。
緊急銃猟は、市街地などにクマが出てきたとき、市町村の判断でハンターが銃を使えるようにした制度です。それまでは、夜や住宅が密集した場所での発砲は原則禁止されていました。近年、まちなかでクマを見かける例がふえたことを受けて作られました。
ただし、実際にやってみると、むずかしさも見えてきました。まわりに人がいないかを確かめるのに時間がかかること、これまで捕獲の経験がない自治体ではやり方のノウハウが足りないこと、高い技術が必要な夜の対応ができる人が少ないことなどが課題としてあげられています。
大切なのは、出会わないようにする工夫です。生ごみを外に置きっぱなしにしない、実の落ちた木の下に近づかない、山では鈴を鳴らす。そうした小さな積み重ねが、人にとってもクマにとっても安全につながります。