中国のAI企業ディープシークが、中国の通信機器大手ファーウェイのAI半導体を大量に使う計画だと伝えられました。使うのは「Ascend 950DT」という製品で、数は少なくとも16万個。内モンゴル自治区ウランチャブ市に建てる予定の、大きなデータセンターに入れるということです。
AIは、文章や絵をつくるときにものすごい量の計算をします。その計算を速くこなすために作られた特別な半導体が、AI半導体です。データセンターは、その半導体をつないだコンピューターをずらりとならべた建物で、みなさんがスマートフォンでAIに質問すると、じつはここで計算が行われています。
今のところ、AI半導体の分野ではアメリカのエヌビディアという会社が強く、世界中の会社がその製品を使っています。報道によると、ディープシークもAIに物事を覚えさせる「学習」という大事な工程では、今回の半導体を使わない方針だということです。
半導体は「産業のコメ」ともよばれ、今や世界経済の中心にある部品です。日本にも半導体をつくる装置や材料で強い会社がたくさんあります。身のまわりの機械の中に何が入っているのかを考えてみると、ニュースがぐっと身近になります。