アメリカの道路交通安全局(NHTSA)は9月4日、電気自動車メーカーのテスラがつくった自動運転タクシー専用の車「サイバーキャブ」約1000台について、調査を始めると発表しました。この知らせは9月5日の朝、日本にも伝わりました。
サイバーキャブは、ふつうの車にあるハンドルやペダル、ミラーを備えていません。人が運転することを最初から考えていない設計だからです。テスラは9月3日、アメリカ南部テキサス州オースティンの一部の地域で、お客さんを乗せる営業を始めていました。
アメリカでは、車を売る会社が「この車は国の安全基準を満たしています」と自分で認証するしくみになっています。今回の調査では、テスラのその判断やデータが適切だったのかを役所が確かめます。この発表を受けて、テスラの株価は約6パーセント下がりました。
自動運転のタクシーは、運転手が足りない地域や、夜遅い時間の移動を支える力になると期待されています。一方で、安全をどう確かめるかという新しい課題も生まれます。便利さと安全のバランスをどう取るのか、世界中が注目しています。