8月26日、大阪に本社がある化学会社「第一稀元素化学工業」が、大事なレアメタルのひとつ「ハフニウム」を日本の中で作る技術を確立した、と発表しました。
ハフニウムは、AIやデータセンターを動かす半導体や、飛行機・ロケットなどの航空宇宙の分野で使われています。ところが、この金属は「ジルコニウム鉱石」という石の中に、ほんのわずかしか入っていません。取り出すには高い技術がいるため、日本国内で商売として作るのは、これまでむずかしいことでした。
そこで会社は、石の中からハフニウムだけをきれいに取り出すやり方を研究し、今回の発表につなげました。まず2026年内に、使ってもらうためのサンプルをわたし始めます。そして2028年に、まとまった量を作る「量産」をめざすということです。
この発表を受けて、26日の株式市場ではこの会社の株に買い注文が集まり、1日に動ける値段のはばの上限まで上がる「ストップ高」となりました。東証プライム市場で値上がり率1位です。遠い国から運んでこなくても手に入るようになれば、物づくりの安心につながります。目に見えない小さな金属が、わたしたちの暮らしを支えています。