世界じゅうで使われている時刻は、とても正確な原子時計ではかっています。いっぽう地球の自転は、ほんの少しずつ速さが変わります。そのため両方にずれが生まれます。これまでは、ずれが大きくなると1秒を足したり引いたりして合わせていました。これが「うるう秒」で、これまでに27回行われました。
ところが、この1秒がやっかいでした。世界の情報システムは1秒のずれも許さない作りになっていることが多く、うるう秒のたびに不具合が心配されてきました。そこで2027年5月20日から、時刻を止めずに進め続けるやり方に切りかえます。
正式に決まるのは、10月13日から15日にフランスで開かれる国際度量衡総会です。世界共通の「はかり方」を決める会議で、うるう秒をやめる方針そのものは2022年にすでに決まっていました。
時間は当たり前にそこにあるように感じますが、じつは世界の人たちが話し合って決めているルールです。技術が変われば、ルールのほうも作りかえられていきます。