8月25日、国の役所である総務省が、日本の会社が「海底ケーブル敷設船」という船を手に入れやすくするための支援を始める、と伝えられました。2027年度の予算で1000億円規模のお金を用意し、船をそろえる費用の半分ほどを補助する方向で考えています。
総務省の「情報通信白書」によると、日本が海外とやりとりする通信の約99%は、この海底ケーブルを通っています。外国の動画を見るときも、空の人工衛星ではなく、ほとんどが海の底の線を使っているのです。
では、なぜ今船なのでしょう。敷設船は円安や資材の値上がりで、値段がとても高くなっています。近年は中国の会社の存在感も大きくなってきました。いっぽうでAIが広まり、やりとりされる情報の量はふえ続けています。そこで、世界とつながる道を自分たちで守れるようにしておこう、というねらいです。
スマートフォンの画面の向こう側には、海を走る船と、それを動かす人たちの仕事があります。ふだんは見えないしくみですが、知っておくと、ニュースの読み方が少し変わりそうです。