日本貿易振興機構(ジェトロ)が8月17日に伝えたところによると、ドイツを流れる川の水位が下がり、船で荷物を運ぶのが難しくなっています。8月14日時点で、ライン川では観測地点の51.7%、ドナウ川では85.7%が「極端な低水位」とされました。
荷物を減らせば、その分何度も往復しなければなりません。ある運送会社では、1日にいつも2万4000トン運べていたところが、1万4500トンに減ったといいます。船で運ばれているのは、石炭、石油製品、鉱石、建築資材、穀物など、暮らしや工場を支えるものばかりです。8月6日には国の交通を担当する役所が、船の会社や港の関係者を集めて対策を話し合いました。
ドイツで国内の荷物を運ぶ手段は、トラックなどの陸送が71%、鉄道が20%、川をつかう水運が7%です。割合としては小さくても、重くてかさばるものを安く運べるのが船のよいところです。暑さや雨の少なさが物の流れを変えていく——日本で暮らす私たちにも、考えるヒントがありそうです。