8月16日、阪神甲子園球場で全国高校野球選手権大会の3回戦4試合が行われ、ベスト8が出そろいました。なかでも話題になったのが、熊本代表の有明高校です。福島代表の東日本国際大昌平高校に4対1で逆転勝ちし、春も夏もふくめて初めての甲子園で、いきなりベスト8に進んだのです。相手の東日本国際大昌平も初出場で、めずらしい顔ぶれどうしの対戦でした。
有明高校があるのは熊本県荒尾市です。熊本県では7月28日に大きな地震が起き、最も強いところで震度7をかんそくしました。気象庁は「令和8年熊本地震」という名前をつけています。いまも避難生活を続けている人がいて、選手たちも地震のえいきょうで、甲子園へ向かう道すじを変えて移動しました。
大きな災害のあと、まちが元気を取りもどすには長い時間がかかります。そんなとき、地元のチームの活躍は人の気持ちを明るくします。テレビの前に人が集まり、話題が生まれ、おうえんグッズや飲み物が売れる。スポーツには、気持ちだけでなく、まちのにぎわいを動かす力もあるのです。
この日はほかに、群馬の健大高崎が12年ぶり、岩手の花巻東が3年ぶりに8強入りし、神奈川の横浜も勝ち進みました。準々決勝は8月18日に行われます。どのチームにも、ここまで積み重ねてきた練習があります。結果だけでなく、力を出しきる姿に注目してみましょう。