国連総会は現地時間の9月4日、それぞれの大陸の面積をより正しく表す世界地図を使うようにうながす決議を採択しました。この知らせは、9月5日の朝に日本へ伝わりました。決議案は西アフリカのトーゴが中心になって出したもので、164の国の賛成で決まりました。反対した国や、賛成も反対もしなかった国もありました。
今、世界で広く使われているのは「メルカトル図法」という描き方です。16世紀に考え出されたもので、船が進む向きを調べるのに便利でした。ただしこの図法は、赤道からはなれるほど陸地が大きく描かれます。そのため北アメリカやヨーロッパが大きく、赤道に近いアフリカ大陸や南アメリカは小さく見えてきました。
いちばん分かりやすい例がグリーンランドです。メルカトル図法の地図では、アフリカ大陸とグリーンランドが同じくらいの大きさに見えます。ところが実際のアフリカ大陸は、グリーンランドの約14倍の面積があります。今回の決議は、面積をより忠実に表す「イコールアース図法」へ移っていくことを、加盟国や国際機関にうながす内容です。
地図は、まるい地球を平らな紙に写したものです。写し方を変えれば、見え方も変わります。家や教室にある地図と地球儀を見くらべてみると、どこがどれくらいちがうのかが自分の目でたしかめられます。