8月30日の新聞などが伝えたところによると、石川県金沢市のソフトウェア会社「アルム」が、京セラや神戸製鋼所など約20社と企業連合をつくります。めざすのは「フィジカルAI」の実用化です。10月から取り組みを始め、期間は4年間の予定です。
連合では、アルムがつくった国産のAIに作業のしかたを学ばせます。目標は、金属をけずる「切削」などの作業を、人が細かく指示しなくても機械が自分でこなせるようにすること。設計図を読みこむと、AIが作業の手順を自分で考えるしくみです。自動車や半導体をつくる装置など、大きな部品の加工が対象になります。
参加する会社は、それぞれ得意なことを持ちよります。京セラはセラミックスをけずる技の知識を出し、神戸製鋼所は工場で実際に機械を使って、AIの学習に役立てます。ニデックマシンツールや双日のグループ会社、日本マイクロソフトも加わります。
日本の工場では、働く人が足りない職場が増えています。機械が自分で考えて動けるようになれば、人はもっと工夫のいる仕事に時間を使えます。身のまわりの製品が、どんな機械でつくられているのか調べてみるとおもしろいですよ。