国の1年間のお金の使い道を決める「予算」づくりが始まっています。まず、文部科学省や厚生労働省といった役所が「これだけのお金がほしい」と財務省に伝えます。これを「概算要求」といいます。報道によると、2027年度分の要求の合計は140兆円前後にふくらむ見通しです。
大きくなった理由は、おもに2つあります。ひとつは、経済を成長させるために上限をもうけない新しい「投資枠」がつくられ、たくさんの役所が手をあげたこと。もうひとつは、国の借金である国債の「利子」をはらう費用がふえていることです。金利が上がると、借りたお金にかかる利子も大きくなります。
要求の締め切りは8月31日で、合計金額は9月のはじめに発表される予定です。ただし、要求がそのまま通るわけではありません。これから財務省が中身を調べ、年の終わりごろに政府の案がまとまり、国会で話し合って決まります。
国の予算のもとになるのは、大人がおさめる税金と、国の借金です。学校の教科書、道路、病院、災害のときの助けにも使われます。ニュースで「予算」という言葉を見かけたら、そのお金が何に使われるのかを探してみましょう。