アメリカのワイオミング州ジャクソンホールという場所では、毎年夏に、世界中のお金の専門家が集まる会合が開かれます。ここでアメリカの中央銀行(FRB)のウォーシュ議長が講演し、その内容が8月29日の朝に日本へ伝わりました。
議長は、働く人のようすはおおむね落ち着いているとしたうえで、物価については、最近の数字が必ずしもよい方向を示していないと話しました。そして、物価が目標に向かってはっきり進まなければ「私たちにはやるべきことがある」とのべ、今のいちばんの関心は物価にあるべきだ、という考えを示しました。
この話を聞いた市場の人たちは、「9月に金利を上げるかもしれない」と考えました。金利が上がると、そのお金を持っているとふえやすくなるため、ドルを買う動きが強まります。8月28日のニューヨーク市場では、株の値段をあらわすダウ平均が9.45ドル下がって5万3559.99ドルで終わりました。
世界のお金は、つながっています。遠い国のできごとが、日本のスーパーの値ふだにまでとどくことがあります。ニュースを見るときは、そのつながりをさがしてみましょう。