AIを動かすには、コンピューターをたくさん並べた「データセンター」という建物が必要です。そこでは大量の電気を使います。最近は、AIの会社が自分たちで天然ガスの発電所を建てる動きが広がっています。
ところが、発電のかなめになる「ガスタービン」という機械が足りません。アメリカの大手メーカーは「大型のものを今日注文しても、届くのは2031年」と説明しています。ドイツのメーカーも「3年以上かかる」、日本の三菱重工も、2026年3〜6月に受けた注文は2028年から2030年に納める予定だとしています。
大手メーカー1社が1年に作れるガスタービンは、発電能力にして約20ギガワットぶん。そのうちデータセンター向けにまわるのは5分の1程度といいます。アメリカのデータセンターが必要とする電力は、2025年の31ギガワットから2027年には66ギガワットへ増えるという予測もあります。
電気をどう作るかは、二酸化炭素の量や電気代にも関わります。太陽光や風力をどう組み合わせるかもふくめて、世界じゅうで考えられているところです。