国は毎年、つぎの年度にいくら使うかの計画を立てます。この下ごしらえを「概算要求」といい、夏のあいだに役所ごとに数字をそろえます。8月21日、財務省が2027年度の見積もりで、想定する長期金利を3.8%とする方向で調整していることが分かりました。
2026年度の予算づくりでは3.0%を使っていました。2027年度ははじめ2.6%という考えもありましたが、最近の長期金利の上がりかたを見て、余裕ぶんとして1.1%ほどを上わ乗せしました。見積もりが低すぎると、あとでお金が足りなくなってしまうからです。
国は国債という借用書を出してお金を借りています。金利が上がると、あとではらう利息もふえます。借りたお金を返すぶんと利息を合わせた「国債費」は、2026年度で31兆2758億円でした。想定金利が上がると、この金額はさらにふくらむ見こみです。
金利は、おこづかいを貯金したときにつく利息とおなじしくみです。上がれば預けた人にはうれしく、借りた人にはきびしくなります。国の予算は12月ごろにかたちが見えてきます。どんな数字になるか、これから注目していきましょう。