2026年のノーベル物理学賞が、10月6日に発表されました。選ばれたのは、アメリカのウィスコンシン大学マディソン校のフランシス・ハルツェンさん(82歳)です。南極に「アイスキューブ」という大きな観測施設をつくったことがみとめられました。
アイスキューブは、南極の氷そのものを使った観測所です。氷の深さ1450〜2450メートルのところに、5160個のセンサーがうめこまれています。2011年に完成しました。
ニュートリノは宇宙から毎日たくさん降ってきますが、ほとんど何にもぶつからないので、つかまえるのがとてもむずかしいつぶです。アイスキューブは、宇宙のかなたから届く、地上の実験よりずっと強いエネルギーを持つニュートリノをとらえることに成功しました。
この研究には、14の国と地域の研究機関が参加しています。日本からは千葉大学のグループが加わっています。世界の人が力を合わせて、見えない宇宙のすがたに近づこうとしています。