🐿 こども経済新聞 18歳までに読む本声で覚える英語

まず、4つの試験の違い

何のための試験かが、いちばん大きな違いです
英検IELTSTOEFL iBTDuolingo English Test
主な目的 日本国内の入試・単位認定 海外留学・移住(英・豪・加に強い) 海外留学(米国の大学に強い) 海外留学(オンライン完結)
スコアの形 級の合否(5級〜1級)+CSEスコア バンド 1.0〜9.0(0.5きざみ) 0〜120点 10〜160点
試験時間 級による(1次 約1〜2時間+2次面接) 約2時間15分〜2時間45分 約2時間 約1時間
受験料の目安 級により数千円〜1万円台 2万〜3万円台 約200米ドル(3万円前後) 1万円前後
受け方 会場(紙)/CBT 会場(紙・コンピューター) 会場・自宅(コンピューター) 自宅のパソコンでいつでも
スピーキング 面接官と対面(3級以上) 面接官と対面 コンピューターに録音 コンピューターに録音
結果が出るまで 約2〜3週間 数日〜2週間程度 4〜8日程度 2日程度
向いている人 日本の中学・高校・大学を目指す人 英国圏へ留学したい人、対面が得意な人 米国の大学を目指す人 費用と時間を抑えたい人、まず力試ししたい人

※ 受験料・試験時間・結果までの日数は改定されることがあります。出願に使う際は、必ず各試験の公式サイトで最新の情報をご確認ください。上記は2026年8月時点で公表されている情報をもとにした目安です。

日本の入試に
英検(実用英語技能検定)

日本でもっとも広く使われている英語の試験です。5級から1級まで級が分かれていて、自分の今の力に合った級から始められます。読む・聞く・書く・話すの4技能を測り、3級からは面接のスピーキングが加わります。

ここが利点 級が細かく分かれているので、階段を一段ずつ上がるように進められます。合格という分かりやすい目標があり、中学生・高校生が続けやすい試験です。

英国圏の留学に
IELTS(アイエルツ)

イギリス・オーストラリア・カナダなどへの留学や移住で広く使われます。スピーキングが面接官との対面である点が最大の特徴で、人と話すのが得意な人には有利です。留学用のアカデミックと、移住などに使うジェネラルの2種類があります。

ここが利点 相手が人間なので、聞き返したり間を取ったりできます。紙の試験も選べるため、画面より紙が得意な人にも向いています。

米国の大学に
TOEFL iBT(トーフル)

アメリカの大学への進学で最もよく使われます。すべてコンピューターで行い、大学の講義や教科書のような学問的な内容が題材になります。聞きながらメモを取り、それをもとに話したり書いたりする問題が多いのが特徴です。

ここが利点 大学の授業に近い形式なので、対策がそのまま留学後の準備になります。米国の大学志望ならまずこれです。

手軽に試すなら
Duolingo English Test(DET)

自宅のパソコンで、思い立ったときに受けられる新しい試験です。約1時間と短く、費用も他より抑えられます。答えの出来に応じて問題の難しさが変わる方式で、結果も数日で届きます。受け入れる大学は増えていますが、志望校が対応しているかの確認が必要です。

ここが利点 会場へ行く必要がなく、費用も時間も軽いので、力試しの1回目に向いています。ただし志望校が認めているかを必ず先に調べてください。

迷ったときの順番 中学生・高校生で日本の入試に使うなら、まず英検です。海外の大学を考え始めたら、志望校がどの試験を認めているかを調べ、米国ならTOEFL、英国圏ならIELTSを選びます。DETは費用と時間が軽いので、留学を考え始めた段階の力試しに向いています。なお英検の準1級・1級は、一部の海外大学でも認められることがあります。

英検を級ごとに見る

発音記号の読み方(つまずきやすい8つ)

発音記号は、つづりに惑わされずに音を知るための記号です。日本語にない音を中心に、まずこの8つを押さえると読めるようになります。

æ「ア」と「エ」の間。cat /kæt/
əあいまいな弱い音。about /əˈbaʊt/
ɚ / ɜːr舌を巻く音。teacher /ˈtiːtʃɚ/
θ舌をかむ「ス」。think /θɪŋk/
ð舌をかむ「ズ」。this /ðɪs/
ʃ / ʒ「シュ」「ジュ」。ship /ʃɪp/
ŋ鼻にぬける「ング」。sing /sɪŋ/
ˈ次の音を強く読む印。record /ˈrekɚd/

記号のうしろの ː は「のばす」印です(see /siː/)。まず🔊で音を聞き、記号と結びつけていくのが近道です。

この級でよく出る単語

語彙はリーディングの一部にすぎませんが、読む・聞く・書く・話すのすべての土台になります。 まずはここから、発音と一緒に覚えてください。

👪 保護者・先生のみなさまへ

級ごとのレベル・語彙数はいずれも編集部が調べた目安です。語彙数は調査のしかたによって幅があり、公式に一つの数字が示されているものではありません。出願や受験の判断には、必ず日本英語検定協会の公式サイトをご確認ください。

なお、2025年度から準2級プラスが準2級と2級の間に新設されています。準2級から2級への差が大きく、間で足踏みする受験者が多かったことへの対応です。また6級・7級の新設が発表されていましたが、2026年7月31日に導入延期が公表され、現時点では実施されていません。このページでは現在実施されている8つの級を扱っています。

このページで単語を扱っているのは、語彙が4技能すべての土台になるからです。ただし英検は語彙の試験ではありません。単語力が直接ためされるのはリーディング最初の大問だけで、実際には長文の読解、英作文、リスニング、そして面接での受け答えが問われます。しかも英検CSEスコアは技能ごとに均等配分されるため、たとえば準1級では4技能が各750点・合計3,000点満点です。単語だけを詰めこんでも合格には届きません。単語はあくまで出発点とお考えください。

発音記号はアメリカ英語の発音をもとにしています。辞書によって表記のしかたに違いがあり、たとえば /ɚ/ を /ər/ と書く辞書もあります。どれかが正しいというより流儀の違いですので、お使いの辞書の書き方に合わせて読み替えてください。読み上げにはブラウザ内蔵の音声機能を使っており、再生した内容が外部へ送信されることはありません。